簿記3級の勉強に暗記は重要?

簿記3級の勉強に暗記は重要ですか?

学習を進めていくとすぐに理解できると思いますが、簿記3級では暗記は特に重要ではありません。第1問の仕訳問題では必要な勘定科目を問題用紙で指示されていますし、全体的に見ても計算や集計、帳簿記入問題の占める割合がほとんどだからです。

僕が使用した参考書でも語呂あわせのような暗記項目は特になかったですし、用語の意味を覚えるよりも仕訳や表の作成方法を学ぶのがより重要といえます。

仕訳のやり方を覚えるというと「結局暗記じゃん」と思われるかもしれませんが、理屈やルールを理解するといったイメージで考えてみてください。

たとえば、「損益計算書とはどういうものか?」この問いに対する答えを覚えるのは暗記です。一方、「損益計算書の作成手順は?」これを学ぶのは暗記ではありません。作成手順を最初から覚えるのはたしかに暗記なのですが、手順をいくら知っていても具体的に表作成ができないと意味がないのです。

言葉で違いを説明するのが難しいのでうまい表現ができませんが、用語や方法論を知識レベルで知っているだけと実際にできることは違います。暗記というのは知識を得るための学習で、知っていることを活かす方法を学習するのが簿記では大切です。

暗記は重要ではないが不要でもない

とはいえ、いくら計算が早くても「まったく用語を覚えていない」という状態では厳しいです。頻繁に使われる勘定科目は問題文に書いていなくても覚えている必要がありますし、表作成や帳簿記入は何も見なくてもできるようにならないといけません。

普通はありえない話なので極論になってしまいますが、「財務諸表を作ることはできるけど、何のための表か知らない」なんて状態ではダメということです。

ですから、最低限のルールや用語の意味は覚えておく必要があります。これは集中して暗記する時間を作るという意味ではなく、テキストを読む時や問題を解く時に覚えるべきことはしっかり理解しておこうという意味です。

計算や仕訳、帳簿の記入方法に関しては参考書で基本の型を先に勉強しておき、後は問題集の反復練習をしておけば無意識に記憶していると思います。これも覚えるために暗記の時間を作るのではなく、体で覚えるといったイメージで学ぶのが重要です。

まとめると、「簿記3級における暗記は重点的に頑張る部分ではないけど、知っていて当然のもので、学習の過程で必然的に覚えているもの」というイメージでしょうか。

「暗記項目をおろそかにしたから不合格」となる心配はほぼありませんから、正しい仕訳や各表の作成、帳簿の記録方法などをマスターするのが先決です。

重要度の低い部分に力を入れすぎないように注意しましょう。