会計ソフトがあれば簿記の知識は必要ない?

会計ソフトがあれば簿記の知識は不要?

最近はコンピューターも発展していて会計処理をパソコンでするのが一般的となっています。会計ソフトを使えば財務諸表の作成労力も大きく軽減されますから重宝される方も多いのではないでしょうか。

中には「簿記の知識0でもラクラク」みたいなソフトもあったりしますから、「簿記いらなくね?」と思うこともあるかもしれません。

既に出来上がっている仕訳や帳簿のデータをソフト上に打ち込むだけなら、知識がなくてもできます。

実務では簿記の知識が一切ない人が0から会計処理をするなんてケースはほぼありませんし、知識のある人がソフトに入力すべきデータをそろえているはずから困るケースは少ないと思います。しかし、これだと文字入力さえできれば誰でもいいわけで、極端な話、猿でもできてしまいます。

当然ながら、知識がない人が入力作業だけできても、それが何を意味しているのかもわかりませんし、間違いがあっても気づきません。ミスに気付いたところで訂正の仕方だってわかりませんよね。

コンピューター上の問題でエラーがでることはあるかもしれませんが、数字のが違いまでソフトは教えてくれません。あくまで入力した内容どおりに処理したり、表作成の手間を軽減させるだけで、ソフトを使う前の仕訳などをする時にはどうやっても簿記の知識が必要不可欠です。

「与えられたデータを何も考えずに入力するだけで、間違いとかも全部わかる人にやってもらうからいい」というなら否定はしませんが、それって何だかむなしいですよね。

3級や2級の学習で得る内容は選ばれた人間しか持てないような特別なものではありませんから、持っておいてもいいと思います。

逆に、パソコンに疎くて会計ソフトを使いこなせない場合でも、簿記の知識だけあれば必要最低限のことは可能です。個人商店なんかでは、全て手作業で会計処理をするところも珍しくありません。

いずれにせよ、今後どれだけコンピューターが発展しても、簿記の知識が不要という事態は起こらないでしょう。

また、会計ソフトによって作業が楽になるとはいえ、「パソコン立ち上げてボタンポチ!で完了」なんてこともありません。

結局のところ、人間が内容を理解した上でコンピューターに指示を出していく必要がありますから、使い手が意味をわかっているのは大切です。

パソコンの知識はともかく、2級程度の知識があれば十分にソフトを使いこなせれるはずなので、それを目標に学習してみてはいかがでしょうか。