勘定科目の効率的な覚え方と暗記に依存してはいけない理由

日常生活に置き換えて考えてみる

本試験では勘定科目を指示される問題も一部ありますが、日々の学習において勘定科目を覚えておくのは重要です。3級だけでも色々な勘定科目が出てきますが、大切なのは科目名を丸暗記することではなく、資産や負債といった要素のどの部分にくる科目なのかを理解することです。

要するに、借方か貸方のどちらに記入すべきかを知っておく必要があります。

勘定科目が覚えきれないという方も少なくないですが、暗記するというよりは言葉から導き出すといった感じです。例えば、現金や当座預金は自分の財産となるものだから資産で、借入金や未払い地代は支払うべきお金だから負債になります。

勘定科目の分類は以上のように考えればわかりやすいと思いますが、どうしても覚えられない方は実生活に置き換えてみるとよりわかりやすくなります。

例として、勉強に使用するペンや消しゴムなどの文房具を購入したとします。お店でお金を払って購入するわけですが、この代金は文房具という消耗品を買うための費用です。なので、消耗品費という費用を借方に記入して支払った現金を貸方に記入します。

このように日常生活に置き換えると、意外と簡単に思えるのではないでしょうか。

余談ですが、消耗品の場合は費用を計上するのではなく、消耗品(ここでは文房具)を資産とする方法もあります。この場合は現金という資産を使って消耗品という別の資産を増やしたと考えるわけです。

いずれにせよ、理屈を考えていくと勘定科目も覚えやすくなると思います。

なかなか覚えられなくても暗記を頑張る必要はない

暗記の得意・不得意などもあるため、それでも勘定科目が覚えれないなんてこともあるかもしれません。しかし、すぐに忘れてしまう科目があっても暗記に一生懸命になる必要はないです。「現金は資産で・・小口現金も資産で・・・、給料は費用で・・・」といったように必要な科目と分類を丸暗記する必要はありません。

勘定科目というのは大きく分けると、資産・負債・資本・収益・費用に振り分けれます。なので、知らない科目名があったとしても「それがどういう目的で使われるものなのか?」を考えればどの位置にくるかが導き出せます。

仕訳をする際、先の例のように日常生活に置き換えたりしながら分類を考えるクセをつけておけば、わざわざ暗記する時間をとったりする必要はないわけです。

また、暗記に依存すると上記の例のような違った仕訳に対応できない可能性もあります。先の例では文房具を消耗品としましたが、これは買う側の話です。文房具屋さんにとっては文房具は消耗品ではなく大切な商品ですから、資産になります。

このように勘定科目の分類もケースバイケースで変わることが多々あります。もしも「文房具は消耗品」と覚えてしまっていたら、混乱してしまうかもしれませんよね。だからこそ、暗記に依存してはいけないのです。

初めて学習する場合は意味がわからないかもしれませんが、簿記3級では「勘定科目を一つ一つ完全に覚えようとして暗記に躍起なる必要はない」ということだけ知っておけば、学習していくうちに理解が深まると思います。