簿記3級第4問:伝票・決算仕訳・訂正仕訳問題のワンポイント

第4問 伝票・決算仕訳・訂正仕訳の攻略

第4問は大きく分けると、伝票問題と仕訳問題が出題されます。

仕訳問題は第1問で出題される取引に対する仕訳とは違い「間違った仕訳を正しく直す訂正仕訳」と「決算に関わる仕訳」が主な出題内容です。

伝票問題は取引の推定や起票などが出題される可能性がありますが、問題自体はさほど難しくないため、すばやく片づけるのも難しくありません。

訂正仕訳や決算仕訳に関しても、事前に十分な学習をしておけば特に問題はありません。ただ、見たことがない問題が出題される可能性がある点は注意です。万が一、知らない問題が出たときや難易度が極端に高い場合は後回しにしてしまうのがいいでしょう。

というのも、第4問も第3問と同じく、完璧に回答できなかったとしても得点面で大きく差がつくことはないからです。配点の低さからも「主な得点源になることは少ない」ですから、日々の勉強では全体を広く浅く学んでおく程度でも十分だと思います。

学習時間を確保できない方は、第2問と同じく捨ててしまっても問題ありません。その代わり、第1問と第3問、第5問はマスターしておかないと合格点に届きませんので、その点を考慮して取捨選択してみてはいかがでしょうか。

伝票・決算仕訳・訂正仕訳のワンポイント

大前提として覚えておきたいのは、第4問にはあまり力を入れすぎないのがポイントという点です。

配点も少ない場合が多い上に過去に出題されていない問題が出る可能性もあるため、落としてはならない他の問題を先に全力で取り組むほうがより重要となります。

第4問は優先度の高い問題を全て終わらせてから、余裕があれば解くようにするくらいのさじ加減でちょうどいいくらいです。

それを念頭において、各問題のワンポイントをお伝えします。


伝票問題

伝票問題は取引を推測して仕訳を解答するパターンや取引から伝票を記入するパターンなどが出題されます。取引を推測するパターンの場合、いきなり取引を考えるのではなく、伝票の仕訳を順番にしていってから集計するほうが正解を導きやすいです。

問題が取引から伝票を記入するパターンだった場合は、最初に問題文の伝票の起票方法を確認しておく必要があります。簿記3級で必要となる伝票の起票方法は取引の分割か擬制のどちらか2つなので、起票方法さえわかれば特に問題なく解答できると思います。


仕訳問題

訂正仕訳が出題された場合は、まず間違った仕訳の逆仕訳をします。その後、正しい仕訳に直すという順番ですすめていけば特に問題なく回答できます。簡単な問題だった場合は時間もかかりませんから、サクッと終わらせてしまうのも一つの手です。

決算仕訳だった場合は振替が必要になります。表作成問題の対策をしていれば手順自体は特に問題ありませんが、難問だった場合は飛ばしてしまってもいいと思います。取り組む順番や残り時間によって変わる部分ですが、あまりしつこく解いて時間をムダにしないように、柔軟に対応していきましょう。


第4問はいずれの出題形式だったとしても、問題を見た瞬間に感覚的にパターンを把握できないといけません。たとえば、伝票が出てきた時に「伝票問題だな」だけではなく、取引の推測か伝票記入かを瞬時に理解できないといけないわけです。

頭で考えるというよりは直感でわかるようなイメージになります。ですから、理解が不十分で問題の形式を知るのに手間取る場合は、後回しにしてしまうほうがオススメです。