現金出納帳の記入方法

現金出納帳の書き方

現金出納帳とは現金の増減を記入する帳簿で、現金の残高を明らかにするのが目的です。家計簿やお小遣い帳は単式簿記の形ですが、現金の増減を記入するという意味では現金出納帳と同じような役割をもっています。

現金の増減とあわせて取引の内容を記録していくので、「どこからお金が入ったか?」あるいは「何にお金が出ていったか?」という点がすぐにわかるわけです。

言葉の定義は簡単ですから、さっそく以下の取引を例に現金出納帳の記入方法を見ていきましょう。

4月11日 A商店に商品10,000円を販売して、代金は現金で受け取った。
4月23日 B商店から商品4,000円を仕入れて、代金は現金で支払った。

上記の取引を現金出納帳に記入すると、以下のようになります。

現金出納帳の記入例

記入例を見るとなんとなくわかるのではないでしょうか。

まず、取引のあった日付を記入します。これは当然ですよね。

現金が入ってきたのなら収入欄に、現金が出ていったのなら支出欄にそれぞれ金額を記入します。

残高欄というのは、収入と支出の差額を記入する場所です。まとめて残高を計算するのではなく、増加または減少を記入するたびに計算しなおさないといけません。

摘要欄は取引の内容を説明するためのメモスペースのようなものです。特に決まりや形式はないため、内容がわかるように記入しましょう。

月が変わった時は当月分の締め切りが必要です。上記の現金出納帳を締め切ると以下のようになります。

締め切った現金出納帳

締め切りの手順は、まず、月末に残った残高を次月繰越として支出欄に記入します。これによって、収入と支出の金額が一緒になり、当月分は締め切れるわけです。

月が変わったら1日の日付で摘要欄に前月繰越として、収入欄と残高欄に繰越金額を記入します。

これで締め切りが完了し、翌月分の記入もスタート可能です。

会社でもお店でも現金の管理は重要ですから、補助簿の中でも現金出納帳の記入は基本になります。ただ、3級の試験ではあまり出題されないので、他の分野の学習が不十分の場合は後回しでも大丈夫です。