簿記3級の出題区分と試験範囲

簿記3級の出題区分

簿記3級では複式簿記形式の商業簿記をメインに学んでいきます。内容は仕訳や清算表の作成など、基本原則やルールの知識、計算が必要になる問題がほとんどです。

出題区分は大きく3つに分けることができますが、必ずしもすべてが出題されるというわけではありません。

ただし、出題されるかわからないからといって捨ててしまったりせず、どの分野から出題されても得点できるように全分野を学習しておく必要があります。

また、区分をそれぞれ独立させるのではなく、必要な内容は体系的に学んでいかないといけません。決算整理で精算表の作成を勉強するには各取引の仕訳ができないといけませんし、取引を学んでも仕訳ができないと意味がないからです。

要するに、出題区分はあまり気にせず、「仕訳から決算までを流れで学習していくもの」と覚えておきましょう。

3つの出題区分と主な内容
①簿記の基礎
取引や勘定、帳簿に記入など簿記の基本原理を学ぶ
②取引
現金だけでなく証券や掛金、手形など複式簿記で必須の取引について学ぶ
③決算
試算表や清算表の作成など、決算に関わる内容を学ぶ

簿記3級の試験範囲

簿記3級の試験では3つの出題区分の中から大きく5問出題されます。設問ごとの試験範囲はおおむね以下のようになります。

第1問 仕訳問題

第1問はほぼ毎回、仕訳問題が出題されます。過去問を解くとわかるのですが、やたら難しい時と簡単な時でけっこう大きな差があります。勘定科目は問題文であたえてもらえるので、計算ミスに注意して満点を狙っておきたいところです。


第2問 帳簿関連

第2問は帳簿に関する問題です。商品有高帳の時もあれば小口現金出納帳の時もあったり、幅が広くてトリッキーな出題のされかたという印象です。見たこともない問題が出る可能性もある上に配点も低めになることが多いので、あまり力をいれすぎないのが吉です。


第3問 試算表の作成

第3問は精算表、または財務諸表を作成する問題です。自分で仕訳をして表を作るのは簿記の基本なので、絶対におさえておきたい問題といえます。時間もかかりやすいため、過去問で計算スピードを上げておくのが重要です。配点も高いですから、部分点も狙っておきましょう。


第4問 伝票や訂正仕訳、または決算仕訳

第4問も変則的な問題が出題されます。伝票から仕訳をする問題や間違った仕訳を正しく直す問題、あとは決算仕訳の問題も出題される可能性があります。個人的には難しいと感じなかったのですが、配点も少なく知らない問題がでることもあるので、他の問題により力をいれるのがベターな選択です。


第5問 精算表の作成

第5問は配点も高い精算表の作成問題です。財務諸表の作成問題も過去に出題されたことがありますが、精算表作成がメインと考えて問題ありません。出題形式は虫食いと文章問題の2パターンですが、どちらの形式で出題されるにしても精算表の作成ができないと致命的です。なので、絶対おさえておきたい問題になります。