投資や家計管理、節約にも簿記は役立つ

仕事以外でも役立つ簿記

簿記の学習を始める理由は、就職や転職、スキルアップなどが大半だと思います。

資格の取得が趣味という少数派の方もいるかもしれませんが、ほとんどが仕事に関係することですよね。でも、簿記の知識を持っていると、仕事以外でも役立つ場面がたくさんあります。

たとえば、株式投資などをする場合です。

各会社の財務状況を知るために財務諸表を比較したりする時には簿記で学ぶ知識が必要になります。簿記を学んでいないと表の見方もわかりませんから、大損してしまうかもしれませんね。

現実には2級程度の知識がないと判断をするのは難しいですが、それでも最低限の知識があるかないかで大きく違うものです。

家計管理や節約にも役立つ

「そもそも投資なんて興味ないし」という方も多いと思います。投資する機会はなくても、日々の家計管理で簿記の知識が必要となるとどうでしょう。

主婦の方は家計簿をつけたり若い方は小遣い帳をつけたりするかもしれませんが、家計管理に大いに役立つのが簿記です。

小遣い帳や家計簿は単式簿記で記入していきますから、お金の出入りしか把握できません。ようするに、何に使ったか、何でお金が入ったかの入出金の原因が把握できないわけです。

「いやいや、ちゃんと買ったもののレシートとあわせて記入しているよ」という方もいるかもしれません。でも、家計簿をつけるのは使ったものを知るためだけでなく、節約に繋げるためではないでしょうか。

せっかくマメに記録をしているなら、それを上手に活用して1円でも多く節約したいですよね。そんな時にも簿記で覚えた知識が役に立つんです。

特に単式簿記の形だけで記録していた方は、複式簿記の形を取り入れてみてください。何かを買った時でも単式簿記の形式では、「何月何日に何をいくらで買っていくら現金が減った」という記録しか残りません。これはこれでいいのですが、もしも複式簿記の形式で記録しておくと、買ったものが資産なのか消耗品なのか、あるいは単に自分の趣味のものなのかが一目でわかります。

つまり、複式簿記では単純にお金が減ったというだけでなく、「家庭全体の資産がどれだけ増えたか?」とか「無駄な買い物をしていないか?」といった点が一目でわかるようになるんです。

資産が増えているのであれば、お金は減っていても決して無駄な買い物とは言えないですよね。逆に資産が増えないことに現金が多く使われている場合は、それこそ節約に励む必要があり、この点を重点的に見直さないといけません。

「記録として残ればそれでいい」というならともかく、節約につなげるために記録しているという方は複式簿記をオススメします。3級の知識だけで簡単に始められることですから、今日から記録方法を変えてみてはいかかでしょうか。

簿記の知識は日常的に活躍するシーンが他にもたくさんありますから、ぜひ学んだ内容を活かしてみてください。