簿記の学習に向き・不向きはある?

簿記に不向きはあるもの?

簿記に限った話ではありませんが、勉強をしていく中で理解できない部分があったり思うような点数がとれないと「自分には向いてないんじゃないか?」と思う時があるのではないでしょうか。

文系や理系に分かれるように、国語や英語などの語学系に強い人と数学や化学が得意な人というのはいますから、向き・不向きは当然あると思います。

ただ簿記の学習に限って言えば、計算が苦手というケースは少ないはずです。計算自体は小・中学生レベルですし桁数が大きくても電卓を使う前提なので「計算できないから難しい」とはなりません。

ありがちなのは、決められたルールに対して疑問を持ってしまい混乱してしまうケースではないでしょうか。たとえば「借方はなぜ左に書くのか?」といった疑問をもって頭を抱えるのは無意味で、それはそういうものと覚えるのが大切です。

例が極端すぎましたが、悩む必要がない部分まで考え込んでしまうと勉強もスムーズに進まないので、決まっていることやルールには疑問をもたないようにしましょう。

そうすると、次はルールを覚えきれないなんてことがでてくると思います。簿記でいうと、仕訳のやり方だったり決算処理の手順などですね。

これは「ひたすらテキストを見て暗記!」するのではなく、ある程度理解できたら数稽古が大切です。いくら頭の中で理屈を完璧に理解できても「実際に仕訳をしたことがない」「精算表を作ったことがない」このような状態では試験で得点することはおろか、練習問題も解けません。

理解が不十分でもとりあえず問題を解いてみれば理屈が徐々に理解できるケースは多いですし、問題を解き続ければ仕訳や表作成の手順は自然と身についていきます。暗記に躍起になるよりも遥かに効率的ですから、学習がインプット中心で苦手意識を持っている方は、アウトプットに重点を置いてみましょう。

逆にいくら問題を解いても意味がわからない場合は、一度手を止めてテキストに戻る必要があります。基本的なルールを理解しないまま問題をがむしゃらに解きまくって「点数上がらない」と嘆いても、「それはそうでしょ」となってしまいます。

ようするに、インプットとアウトプットをバランスよく学習するのが大切で、向き不向きはあまり関係ないというわけです。

3級に限った話

難易度も比較的低い3級に限って言えば、数字が苦手な方でも全然合格できます。僕自身、文系出身で数字や計算は不得意ですが、それでも少し勉強すれば合格できました。

足し算や引き算を見ただけで吐き気をもよおすほど数字アレルギーな方は苦労もあるかもしれませんが、そういう方はそもそも簿記の勉強を始めようとは考えないのではないでしょうか。

なので、既に学習を始めている方やこれから3級取得を目指す方で「あんま計算得意じゃないな」という場合でもひたすら問題を解いていれば、簿記に向いているかどうかは気にならないはずです。

2級で登場する工業簿記はまた独特ですし、さらに上の1級となると「数字が苦手」なんて言ってられないかもしれませんが、少なくとも3級はやれば受かるレベルと言えます。

「どうしてもそうは思えない」という方は、一度テキストと問題集に取り組むバランスを見直して、学習方法を変えてみてはいかがでしょうか。

基本知識を正しく吸収して、繰り返し問題を解いていけば「不向きだから点数が上がらない」なんてことはないと思います。