試算表の作成方法を流れで解説

試算表の作成を取引からの流れで解説

試算表の形式が理解できたら次は具体的な記入・作成方法を学ばないといけません。

試算表の目的と種類を見た方はおさらいになりますが、作成できないといけない試算表は合計試算表・残高試算表・合計残高試算表の3つです。

連続した取引の仕訳と勘定への記入から試算表の作成をしてみます。ここでは以下の取引を使ってみましょう。

4/1  商品10,000円を仕入れ、代金は現金で支払った。
4/8  商品15.000円を仕入れ、代金は掛けとした。
4/12 買掛金8.000円を現金で支払った。
4/22 商品20,000円を売り上げ、代金は現金で受け取った。

これらの取引をまず仕訳します。

      借方    貸方
4/1  仕入 10,000 現金10,000
4/8  仕入 15,000 買掛金 15,000
4/12 買掛金 8,000 現金 8,000
4/22 現金 20,000 売上 20,000

仕訳ができたら今度は各勘定を作成して転記します。

転記した現金勘定 転記した買掛金勘定

転記した仕入勘定 転記した売上勘定

これらの勘定を元に合計試算表・残高試算表・合計残高試算表を作成していきます。

合計試算表

合計試算表を作成する場合、各勘定の借方・貸方それぞれについて合計金額を求めます。

各勘定の合計金額が計算できたら、後は下図のような要領で、対応する科目の借方と貸方に記入するだけです。金額が1つしかない勘定は特に計算する必要はないので、そのまま表に記入します。

合計試算表への勘定記入例

各勘定を表に記入したら合計金額を計算します。最終的に借方と貸方それぞれの金額は必ず一致するので、違っていたら仕訳や転記、計算など、どこかに間違いがあるとわかるわけです。

全ての勘定を記入して完成した合計試算表

残高試算表

残高試算表の場合は、各勘定で残った金額だけを集計します。

そのため、各勘定の借方・貸方それぞれの合計の大きい金額から小さい金額を引いた残りを表に記入しないといけません。1つの勘定科目で借方・貸方の両方に金額を記入することはないので、その点は注意です。

残高試算表への勘定記入例

なお、金額が1つしかない勘定をそのまま記入する点と、最終的な金額が借方と貸方で一致する点は合計試算表と変わりません。

全ての勘定を記入して完成した残高試算表

合計残高試算表

合計残高試算表は合計試算表と残高試算表をあわせた表です。合計記入欄・残高記入欄が設けられているので、間違えないように記入すれば特に問題ありません。

全ての勘定を記入して完成した合計残高試算表

合計欄の借方と貸方・残高欄の借方と貸方の金額がそれぞれ一致していればOKです。