簿記3級の過去問を解き始めるタイミング

テキストを読んだらすぐに過去問を始めるべき?

過去問題集を勉強のメインに利用する方が多いと思いますが、学習効率が上がる最適なタイミングをご存知でしょうか。さすがに知識がない状態でいきなり参考書を読まずに過去問題集に取り掛かることはないと思いますが、一通り読んだ直後から過去問をやるのはオススメしません。

というのも、テキストを全部読んだ直後では、序盤から中盤で学んだ内容の理解が不十分だったり覚えたことを忘れていることが多々あるからです。

過去問題集は事前の学習では避けて通れないものですが、せっかく取り組むのに内容そのものを忘れてしまっていては台無しです。なので、テキストを読み終えた後は全体像が頭に入っていて、スムーズに過去問に取り組める状態にする必要があります。

そのためには、テキストを読みながら例題や簡単な練習問題を解くのがおすすめです。要するに、インプットのみ、アウトプットのみと分けて学習するのではなく、テキストで基本原則などをインプットした直後から過去問に取り組む前に少しのアウトプットをやっておくわけです。

テキスト→ケーススタディ(例題)→過去問とすすめる

多くのテキストは内容や取引ごとに章で区切られて解説されていると思います。これらを一気に読んでしまうのではなく、一つ一つ丁寧に読み進めていき、ある程度理解ができたら次の章に進む前にケーススタディや例題、簡単な練習問題にチャレンジします。

この時解く問題は過去問ではなく、テキストに付属している例題などです。ステップアップしながら解くタイプの問題集を用意してもかまいません。

例題は本試験レベルと比べて簡単なものばかりのため、これらをマスターしても合格できるわけではありませんが、実際に自分で問題を解くことで、ただテキストを読んだだけよりも説明された内容への理解が格段に深まります。

1章読んでから例題を解いて流れを理解する、そして次の章へ進む。

この流れで勉強を進めていくと、テキストを読み終えた段階で各仕訳などを一通りやった経験がついているので、過去問や問題集にもスムーズに取り組むことが可能です。

章区切りではなく、一つのテーマごとで区切っても問題ありません。例えば、小口現金の仕訳を参考書で学んだら、すぐに例題で仕訳をしてみるという方法です。使うテキストの構成にもよりますが、当座や過不足などを含めた現金という括りをひとまとめにしてもいいでしょう。

前者のほうがひとつひとつ丁寧に学べるので、初学者の方にはオススメです。

テキストの内容を忘れないうちにとりあえず例題を解いておくと、いつのまにか勘定科目も覚えているので、その後の勉強もはかどりやすくなります。