当座預金出納帳の書き方

当座預金出納帳の記入方法

当座預金出納帳とは、当座預金の増減を記録して残高を明らかにするのが目的の帳簿です。当座預金の減少には小切手の振出しも含まれている点に注意しておきましょう。

以下の取引を例に記入方法を解説していきます。

4月3日 現金10,000円を当座預金に預け入れた。
4月6日 A商店から商品4,000円を仕入れて、代金は小切手#003を振出して支払った。

当座預金出納帳の記入例

日付や摘要欄、預入・引出欄、残高欄など、基本的な記入方法は現金出納帳とほとんど同じです。当座預金にお金が入ったら預入欄に、当座預金からお金が出ていったら引出欄にそれぞれ金額を記入します。

月末におこなう次月繰越の記入と締め切り、翌月1日付きの前月繰越についても現金出納帳の記入と変わりません。

現金出納帳との違いは、小切手番号欄と借貸欄がある点です。

小切手番号には、振出した小切手の番号を記入します。例でいうと、#003が小切手番号です。

借貸欄には、借方をあらわす「借」または、貸方をあらわす「貸」を記入します。

現金出納帳の場合は現金の残高が貸方にある状態は通常ありえません。しかし、当座預金出納帳の場合は当座借越によって借方にくるケースはありえます。ですから、残高が借方なのか貸方なのかを把握するために借貸欄が設けられているのです。

仮に上記の例に以下の取引を加えたとします。

4月9日 B商店から商品10,000円を仕入れて、代金は小切手#004を振出して支払った。なお、当店は銀行と限度額10,000円の当座借越契約を結んでいる。

これを当座預金出納帳に記入すると以下のようになります。

マイナスがある場合の当座預金出納帳の記入例

借貸欄に「貸」と記入されることで、残高は当座借越(銀行への借金)であるとわかるわけです。

なお、当座預金出納帳は1つに複数の金融機関とのやりとりを記録することはできません。いくつかの銀行に当座預金口座がある場合は、その数の分だけ帳簿を用意する必要があります。

当座預金出納帳も現金出納帳と同じくらい出題頻度は低いですから、そこまで覚えなくてもいいかもしれません。余裕がある方は実際に記入の練習をしておくようにしましょう。