簿記3級第2問:帳簿問題のワンポイント

第2問 帳簿問題の攻略

日商簿記3級第2問では主に帳簿問題が出題されます。帳簿問題と一言で言ってしまいましたが、出題対象の範囲は広いため、出題される可能性のあるすべての問題に対応できるまで勉強しようとすると骨が折れます。

手形記入帳や補助簿、勘定記入が頻出される傾向ですが、商品有高帳や売掛金、買掛金元帳なども出題されます。くわえて過去には小口現金および現金出納帳が出題されたこともあり、どれが出題されるかを正確におさえるのは難しいと思います。

全部をおさえようとして学習をすすめると膨大な時間が必要になってしまうため、出題頻度の高い問題だけをピンポイントに攻めた勉強方法で取り組むのがおすすめです。

帳簿の種類が変わっても記入方法は共通している点も少なくはないので、ざっくりと記入方法だけをおさえておくのもいいと思います。

また、事前の学習では帳簿の記入だけを独立して学ぶのではなく、たとえば商品売買における仕訳(諸掛や値引きなど)を学んだら、そのまま商品有高帳を学習するとスムーズに内容も理解できます。

苦手な帳簿が把握できている方は、そこだけを重点的に学習しておけば万が一出題された時も失点を防げるのではないでしょうか。

なお、直前期になってまったく帳簿の記入ができない場合でも財務諸表の作成や仕訳を優先的に学ぶほうがオススメです。直前期に学んだ問題が出題されないことも十分ありえますし、他の問題のほうが遥かに重要度は高いですから、試験対策に帳簿問題を頑張るのはあまりオススメしません。

帳簿問題のワンポイント

帳簿問題に取り組むときはまずサラっと問題を見ます。

問題を見た時点で、見覚えがないものや時間をとられそうと感じたら、あえて飛ばしてしまうのがポイントになります。

第2問は時間がかかるわりに配点が少ない問題も多く出題されますし、過去に出題されたことのないパターンがでることもあるからです。

時間がたくさんのこっているうちに配点の高い問題をすませ、後で余裕ができてからゆっくりと取り組むのがいいでしょう。最悪、時間が足りなくなって手つかずになっても。配点が低いため致命傷にはなりません。

解いてないわけですから何の対策でもありませんが、合格だけを目指すならこうした戦略を使うのも大切です。

また、過去問や予想問題で何度も解いていて帳簿が得意な方で、すぐにでも解けそうな問題が出た場合は先にすませてしまってもいいでしょう。これなら捨てずに回答できますが、事前にどれだけ学習してきたかで変わる部分です。

ただし、取り組み始めてから想像以上に時間をとられそうになったら、いさぎよく諦めて他の問題にすすむのが合格の近道だと思います。簡単だけど時間がかかる問題も稀に出題されるので、状況にあわせて臨機応変に対応してみてください。

第2問は他の問題とくらべても優先順位は低いですから、事前の学習でも本試験でも力をいれすぎないのがコツの一つです。