売上帳の書き方と仕訳

売上帳の記入方法

売上帳とは、売上の明細が記録される商品売買の補助簿です。

売上勘定だけでは日付と金額しかわかりませんから、売上取引があった時は「何を何個?どこにいくらで?」といった細かい内容を記録していきます。

売上帳の記入方法も仕入帳と基本的に同じです。仕入帳の記入方法が頭に入っている方はすぐに理解できるのではないでしょうか。

商品を販売した時だけでなく、返品された時や値引きした時に記入する点も仕入帳と同じです。

以下の取引を例に記入方法を見ていきましょう。

4月7日 A商店にボールペン50本(@100円)を売り上げ、代金は掛けとした。
4月9日 A商店に売り上げたボールペンのうち、10本(@100円)が返品された。

これらの取引を売上帳に記入すると以下のようになります。

売上帳の記入例

日付をはじめ、摘要欄、内訳欄、金額欄の記入方法も仕入帳と同じです。

締め切る時には、総売上高、純売上高を記入して締め切ります。

締め切った売上帳の記入例

解説をかなり省略してしまったので、よくわからない方は仕入帳の記入方法を参考にしてください。

帳簿からの仕訳

3級の試験では仕入帳や売上帳の記入が出題されることはあまりありません。商品有高帳を作る時の参考資料として登場するケースのほうが多いです。

そのため、記入方法を覚えつつも、出来上がった仕入帳や売上帳は必ず内容を理解できるようにしておきましょう。

また、記入された帳簿を仕訳させる問題は出題される可能性があるので、取引内容が書かれていなくても帳簿から仕訳をできるようにするのが大切です。

といっても、特別な仕訳が必要なのではなく、商品売買の仕訳ができれば何も難しくありません。

仮に先ほどの売上帳を仕訳すると以下のようになります。

      借方     貸方
4月7日 売掛金 5,000 売上 5,000
4月9日 売上 1,000 売掛金 1,000

2つ目の仕訳がよくわからない場合は、返品・値引き時の仕訳を参考にしてください。

仕入帳から仕訳する時も考え方は同じですから、仕入帳の記入と仕訳・売上帳の記入と仕訳はセットで学習すると理解しやすいです。

「帳簿の読み方がわからん」という場合は、取引から記入までをご自身でやってみるとわかります。仕入帳や売上帳に限らず、記入方法や読み方は見るだけ・聞くだけよりもやってみるほうがスンナリ理解できるはずです。